「受胎告知」「恵まれた女よ、おめでとう」(ルカ1章28節)天使ガブリエルが突然マリアを訪れた。 マリアを通して素晴しいことが行なわれることを、天使長は告げる。彼女が救い主の母親として、神に選ばれたこと。 救い主の母となる世界でたった一人の人に、自分が、その人になるなんて、まさか! 「聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおうでしょう…」(35節) 聖霊の御業だと告げられる 親族エリサベツも同じように、子供を産めない体であったが、子供を宿している。 子供を持てない女性が、聖霊の力によって子供を生むようになるということは、イスラエルの伝統なんだ。 それはアブラハムの妻サラから始まっている。サムソンを産んだマノア、サムエルを産んだハンナ、エリシャ物語のシュネムの女。 新約に入り、バプテスマのヨハネを産んだエリサベツ、最後に主イエスの母マリヤに至って、完結する。これは、神の全能にかかわる、イスラエルの信仰の伝統。 子宮内膜症で長年苦しんでいて、高年でもあるし、子供はあきらめて医師から子宮を摘出するように勧められていた女性がいた。 「大丈夫。神様を信じましょう。きっとイエス様が子供を与えて下さるから」と励ましを受けて。 やがて妊娠、玉のような子供が産まれた。迷うときも、神の全能を信じて、勝利に導かれる。 「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」(38節) マリアの心に恐れが押し寄せた。しかし「神には何でもできないことはありません」と言う天使の言葉が、マリアにとってはすべてであった。マリアはすべてをまかせた。すべてのことを神が最善にしてくださるだろう。神は事実ヨセフにも現われておられ、2人は同じ信仰に立つことが出来た。 御心であるとわかったら、あたりにはばからず潔くお従いする。そのような信仰に立ったマリアから主イエスがお生れになった。 信仰は、個人の領域にとどまってはいない。周囲に、素晴らしい影響を与える。わたしが確かな揺るぎのない信仰をもって生み出せば、私ばかりではなく、私の家庭に、職場に、地域に、国家に、素晴らしい祝福をもたらす、第一歩となる。 ジャンル別一覧
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